
自治体から建設コンサルタントへ転職したNさん
40代の転職で初めて知った「自ら改善する」面白さ
お話を伺ったNさんとは?
- ご出身地…静岡県
- お仕事をされているエリア(拠点)…静岡県(本社。地元ならではの穏やかな人柄と住みやすさを愛している)
- お持ちの資格…技術士(総合技術監理部門、建設部門-河川、砂防及び海岸・海洋)
- フジヤマでのお仕事内容…入社2年目。主に砂防施設の設計や災害復旧設計など、地域の安全を守る業務に従事
- 退社後や休日の過ごし方・趣味…読書(経営・経済)、高校野球観戦、資産運用。新しい知識を得ること自体が「旅」のような楽しみ
行政経験は武器になる。建設コンサルタントへ転職した理由
編集チーム
Nさんは、自治体職員(土木職)として20年以上のキャリアを積んでこられましたが、建設コンサルタントへ転職したきっかけは何だったのでしょうか?
Nさん
もともと地元・静岡への愛着が強く、大学で専攻した土木技術を活かしてインフラの根幹に関わりたいという思いで、自治体に入庁しました。
仕事そのものは非常に面白く、やりがいも感じていたのですが、40歳を過ぎたあたりから「他の世界を見ないままでいいのだろうか」「行政では経験できない仕事にチャレンジしたい」という、ある種の好奇心が芽生えてきたんです。
行政の仕事は、住民の方々の大切な税金を預かる立場上、「失敗が許されない」という強い責任感のもと、適切に業務を遂行することが求められます。
ひとつの安定した組織で20年以上過ごすうちに、「自分という一人の技術者が、組織の後ろ盾を失ったとき、市場でどう評価されるのか」「一人の技術者としてゼロから勝負し、自分のスキルがどこまで通用するのか、そんな景色を一度見ておきたい」という、思いが抑えられなくなりました。
編集チーム
なるほど。あえて安定した立場を離れ、建設コンサルタントへ転職するという選択をされたのは、かなり勇気が必要だったのではないでしょうか?
Nさん
確かに行政でも、年数を重ねるごとに大きな予算やプロジェクトを動かせるようになります。ただ、役職が上がるにつれて少しずつ「現場」から距離ができてしまうんです。
管理業務や予算調整といった「広い視点」での仕事も重要ですが、同時に私は、自分の技術がダイレクトにどう評価され、どのようなスピード感で社会を動かしているのかを、肌で感じたいと思いました。
「このまま安定した環境に留まるのか、それとも一人の技術者として別の場所で勝負するのか」
自問自答した結果、不安よりもワクワク感が勝り、建設コンサルタントへ転職へ向けて舵を切りました。
「行政の人は転職しない」から一歩踏み出した先の世界
編集チーム
実際に転職活動をしてみて、いかがでしたか?
Nさん
人生で初めての転職活動だったからでしょうか。「面白い!」と感じたんですよね。行政の世界は、一つの組織で長くキャリアを積むことが一般的です。
しかし、自分で動いて外の世界の多様な価値観に触れることで、視野が劇的に広がりました。
基本的には土木技術を活かせる建設コンサルタントへの転職を考えていましたが、エネルギー業界など、土木技術を必要としている他分野のプロジェクトも見て回りました。
異なるインプットがあるたびに「世の中にはこんなに幅広いフィールドがあるのか」と、学ぶことばかりでしたね。
編集チーム
その中でフジヤマを転職先に選んだ理由について教えてください。
Nさん
静岡で建設コンサルタントといえば、やはりフジヤマが大きな存在感を持っています。
ただ、規模が大きいから選んだというよりは、面接や企業研究を通じて感じた「チャレンジ精神」に魅力を感じました。
現場の皆さんが「去年と同じやり方でいいのか?」と改善の余地を探し、成長しようとしている姿勢を見ると「この環境なら、自分ももう一度、現場の技術者としてアップデートできるかもしれない」と直感したんです。
「稼ぐ感覚」と「時間の価値」。企業への適応で見つけた新しいスタンス
編集チーム
実際にフジヤマに入社してみて、それまでのキャリアとの「ギャップ」を感じたことはありましたか?
Nさん
最も大きな違いは「時間の価値」に対する考え方です。企業では、「成果に対してどれだけの時間(コスト)が発生したか」というシビアな経営視点が必要とされます。
「お金を稼ぐ、売上を作る」という感覚を肌で感じることで、自然とメリハリのある時間の使い方が身につき、「短時間でより高い価値を生む」という視点を改めて見つめ直すきっかけになりました。
まずは迅速に求められる要件(合格ライン)を満たし、残りの余力を使って付加価値を上乗せする仕事の進め方を今は大切にしたいと考えています。プロとしての「時間管理」というコスト意識が、仕事の精度を高めているのではないでしょうか。
編集チーム
入社後、フジヤマの同僚の皆さんから刺激を受けることも多かったのでは?
Nさん
はい。特に一回り以上年下の若手社員たちが、高い見識を持ってプロジェクトの主役としてバリバリ働いている姿には圧倒されました。彼らの姿に触発され、私自身も「ゼロからどう改善し、どう付加価値を出すか」という目線を持てるようになりました。
この1年半は、これまでのキャリア以上に濃密な時間が流れている実感があります。視野や価値観が、日々アップデートされていくような感覚ですね。
“一歩先を読んだ工夫”が、行政出身の私にできる最大の付加価値
編集チーム
行政での20年間の経験が、現在の業務に活きていると感じるエピソードを教えてください。
Nさん
公共事業などのプロジェクトでは、発注者側がどこにリスクを感じ、何を「助けてほしい」と思っているのかが分かります。いわば、仕事の「発注する側」と「提案する側」の両者の視点を理解できることは、私にとって最大の武器じゃないでしょうか?
編集チーム
両者の視点を持つことで、具体的にどのような価値が生まれるのでしょうか?
Nさん
「担当者様が自信を持ってプロジェクトを前に進めるための、確かな根拠を提供できること」だと思います。
例えば、先日担当した災害復旧の設計業務でのことです。仕様書で求められていたのは図面の作成でしたが、私は「なぜそこが被災したのか」というメカニズムの分析資料を独自に作成して提案しました。
編集チーム
仕様書にはない、一歩踏み込んだプラスアルファの提案ですね。
Nさん
行政の担当者様にとって、設計図面を仕上げることはゴールではなく、それをもとに地域の方々へ安心を届け、説明責任を果たすための大切な「手段」なんです。
私自身、行政側にいたからこそ「内部調整や住民説明をまとめるのがどれほど大変か」という、仕様書の裏側にある苦労が痛いほど分かります。
だからこそ、今は提案する側として「どうすれば担当者様が自信を持って地域の方々へ説明し、プロジェクトを前に進められるか」を常に考えています。
この「一歩先を読んだ工夫」こそが、元・発注者である私なりの最大の強みかなと感じていますし、フジヤマが提供すべき付加価値だと思っています。
建設コンサルタントの仕事の魅力を、もっとオープンに、もっと面白く伝えたい
編集チーム
行政と民間の両方を経験されたNさんにとって、今改めて感じる「建設コンサルタントという仕事の魅力」とは何でしょうか?
Nさん
一言で言えば、「知的好奇心が刺激され続ける面白さ」でしょうか。建設コンサルタントの仕事は「黒子」になりがちですが、私たちの技術は確実に人々の生活の質(QOL)を支えています。
提案側である建設コンサルタントは、その計画を具現化するために専門技術をどこまでも深掘りし、新しい付加価値を模索し続ける面白さがあります。私たちがどのような想いでインフラを支え、どのような付加価値を提供しているのかを多くの人に知ってほしいですね。
この仕事のリアルな面白さをオープンに発信することで、キャリアに悩む技術者たちが「自分も建設コンサルタントへ転職してみたい」と憧れるような業界にしていきたいと考えています。
技術士での再就職を考える方へ。40代から始まる新しい景色
編集チーム
Nさんは休日も経営や経済の学習をされているそうですが、その好奇心の源泉はどこにあるのでしょうか。
Nさん
私にとって、新しい知識を得ることは最高の「趣味」なんです。最近は経営、経済、そして資産運用など、仕事に直接関係ない分野の本もよく読みます。
知らない世界を知ることで価値観が広がり、それが結果として仕事の深みに繋がっていく。テニスやゴルフに熱中するのと同じ感覚で、知的好奇心の赴くままに動いています。
編集チーム
最後に、行政からのチャレンジや建設コンサルタントへの転職を迷っている方へメッセージをお願いします。
Nさん
企業人として働くことには、自分の改善や工夫がダイレクトに成果として返ってくる面白さがあります。「自分はこのままでいいのか」と悩んでいるなら、ぜひ一歩踏み出してみてください。そこには、これまでとは全く違う、新しい喜びや発見が広がっています。
40代半ばからでも遅すぎることはありません。培ってきた経験を武器に、新しい世界で自分の可能性を試してみる価値は、間違いなくありますよ。
フジヤマの建設コンサルタント・Nさんの1日
| 08:15〜08:30 | 出社、メール確認 |
|---|---|
| 08:30〜12:00 | デスクワーク、社内打合せ(業務の効率化を常に意識) |
| 12:00〜13:00 | 昼休み |
| 13:00〜17:00 | 打合せ、現地調査(行政顧客の視点に立ったヒアリングを実践) |
| 17:00〜17:30 | スケジュール管理 |
| 17:30〜20:00 | 必要に応じて残務処理、自己研鑽のための時間 |
全国に拠点を拡大し続けている
建設総合コンサルタント
静岡県浜松市に本社を置く株式会社フジヤマは、コンサルタント分野をはじめ、国土基盤(測量・調査)、空間情報(地理情報)といった3つの部門で構成されている建設総合コンサルタントです。国や自治体における建設コンサルタントの幅広い事業領域をワンストップで提供。地元はもとより、全国に拠点を拡大、成長し続けている企業です。

| 株式会社フジヤマ 本社所在地 | 静岡県浜松市中区元城町216-19 |
|---|---|
| 拠点 | 【支店】静岡、沼津、名古屋、豊橋、豊川、東京、福岡 【営業所】磐田、袋井、掛川、島田、藤枝、焼津、富士 横浜、相模原、多摩、埼玉、千葉、山梨、豊田、西尾、三重、岐阜、大阪、神戸、大分、宮崎 |
| 事業展開 | 都市計画、区画整理、補償調査、航空写真測量、地上測量、深浅測量、土木設計、造園設計、上下水道設計、建築設計、設計管理、地理情報システム、地質調査、環境アセスメント、他 |
| 連絡先 | 053-462-8800(総務部採用担当・田中) |