技術士資格を輝かせる!
建設コンサルタントなび「やりがい事典」
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Challenging Job!

技術士の農業部門とは

技術士は、さまざまな技術分野の高度な知識・経験を持つ専門家を認定する資格です。農業部門では、農業や土木分野の調査・計画に関する知識が問われます。この資格を通じて、食の安全性や持続可能な生産システムの構築に貢献できます。

技術士の農業部門について、詳しい概要や試験内容をまとめたので、参考にしてみてください。

技術士の農業部門の概要

技術士は文部科学省所管の資格認定制度で、簡単に言うと特定の分野のスペシャリストを認定する資格です。農業部門も含め、技術部門の種類は全部で21。さらに農業部門は「畜産」「農芸化学」「農業および蚕糸」「農村地域計画」「農村環境」「植物保護」といった専門科目に分かれています。

農業部門は食糧生産や農業経済、土地の利用に関する分野での専門知識や技術に焦点を当てているのが特徴です。資格を取得するためには、それぞれの専門科目に関する研究・開発・設計・評価や指導のための知識・技術を求められます。

技術士の農業部門の試験内容

一次試験

基礎科目・適性科目・専門科目の3つから構成されているのが特徴です。基礎科目では、科学技術全般にわたる基礎知識を問われ、設計・計画、情報・論理、解析に関するもの、材料・化学・バイオに関するもの、環境・エネルギー・技術に関するもの、の中から必須解答30問と選択解答15問出題。適性科目では技術士法第四章の規定遵守に関する適性を問う問題が15問、専門科目では予め選択した技術部門の専門知識を問う選択解答25問が出題されます。

これらの問題は、いずれもマークシート方式で出題されます。それぞれの科目で50%以上の得点が合格基準となっています。

※参照元:公益社団法人日本技術士会(https://www.engineer.or.jp/c_topics/010/attached/attach_10101_1.pdf)

※参照元:公益社団法人日本技術士会(https://www.engineer.or.jp/c_topics/001/attached/attach_1680_3.pdf)

二次試験

筆記試験と口頭試験があります。

筆記試験では必須科目と選択科目があり、畜産、農業・食品、農業農村工学、農村地域・資源計画、植物保護の中から選択科目を選択可能です。記述式で専門知識や応用能力、課題解決能力が問われます。

口頭試験は、技術的体験論文の内容や技術者としての適性を問う内容がメイン。約20分間の質疑応答が行なわれます。

合格基準はどの試験においても60%以上の得点となっています。

※参照元:公益社団法人日本技術士会(https://www.engineer.or.jp/c_topics/010/attached/attach_10101_1.pdf)

※参照元:公益社団法人日本技術士会(https://www.engineer.or.jp/c_topics/001/attached/attach_1680_3.pdf)

技術士の農業部門の合格率

一次試験の合格率は例年35~50%ほど。直近5年間ではいずれも50%を下回っています。二次試験の合格率は直近5年間を見ると11%前後。全部門での二次試験の合格率も11%程度なので、他部門と同程度に難易度が高い試験と言えます。特に二次試験は実務経験に基づく高度な専門知識と応用力が要求されるため、合格までに複数回の受験を要することが一般的です。近年は年間50名程度が新たに農業部門の技術士として登録されています。

※参照元:公益社団法人日本技術士会(https://www.engineer.or.jp/c_topics/001/001012.html)

※参照元:公益社団法人日本技術士会(https://www.engineer.or.jp/c_topics/001/001013.html)

技術士の農業部門の資格が活かせる場

理系資格の中でも高難易度資格である技術士は、資格保持者が少ない分需要があります。農業部門が活かせる場は、"農業"という名に反し、農業分野よりも公共系の建設技術者やコンサルタント職がメインになるのが特徴です。詳しい職種と仕事内容を紹介します。

具体的な職種と仕事内容

農業土木設計技術者

農業用水路、ため池、圃場整備など農業インフラの設計・施工管理を担当します。技術士の資格があることで、より大規模なプロジェクトの責任者として従事することが可能です。特に国や地方自治体が発注する農業農村整備事業では、管理技術者として技術士資格が要件となることが多く、キャリアアップに直結します。また、環境に配慮した設計や災害に強い施設づくりなど、高度な技術力を活かせる場面が多くあります。

建設コンサルタント

農業・農村に関する計画立案、調査、設計などのコンサルティング業務を行なう仕事です。技術士資格は、建設コンサルタント登録の要件となっており、業務受注の際の重要な要素となります。特に農村地域の活性化計画、環境影響評価、災害対策など、多面的な知識と経験が必要な業務において、技術士の専門性が高く評価されるでしょう。また、若手技術者の育成や品質管理の面でも重要な役割を担います。

技術士

『技術士』の資格を前提とした求人も多数あるため、そのまま技術士として活躍する道もあります。官公庁から依頼される建造物の建設や、道路・河川等の測量、設計などが主な仕事。技術士の仕事は資格保持者・経験者に限るものが多いため、資格を存分に活かせるのが利点です。

技術指導者

農業関連企業や研究機関、行政機関などで技術指導者として活躍することも可能です。栽培技術の指導、新技術の導入支援、農業経営のコンサルティングなど、実践的な技術支援を行ないます。技術士の資格を持っていることで、指導者としての信頼性を高め、より効果的な技術移転が可能になるでしょう。また、農業大学校や研修機関での講師として、次世代の農業技術者の育成にも貢献できます。

全国に拠点を拡大し続けている
建設総合コンサルタント

静岡県浜松市に本社を置く株式会社フジヤマは、コンサルタント分野をはじめ、国土基盤(測量・調査)、空間情報(地理情報)といった3つの部門で構成されている建設総合コンサルタントです。国や自治体における建設コンサルタントの幅広い事業領域をワンストップで提供。地元はもとより、全国に拠点を拡大、成長し続けている企業です。

中途採用情報
  • 応募資格…技術士資格を保有し、実務経験のある方。
  • 歓迎分野…総合技術監理部門
    建設部門:鋼構造及びコンクリート/道路/河川、砂防及び海岸・海洋/都市及び地方計画/建設環境/港湾及び空港、上下水道部門:下水道、農業部門:農業土木/その他、森林部門:森林土木、応用理学部門:地質、環境部門:環境保全計画/自然環境保全など。
    ※経験・資格により優遇。
  • 勤務地…静岡県浜松市・静岡市、東京都、名古屋市ほか。
  • 詳細・お問い合わせ・ご応募
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建設コンサルタント・株式会社フジヤマの現場(橋梁)
株式会社フジヤマ 本社所在地 静岡県浜松市中区元城町216-19
拠点 【支店】静岡、沼津、名古屋、豊橋、豊川、東京、福岡
【営業所】磐田、袋井、掛川、島田、藤枝、焼津、富士
横浜、相模原、多摩、埼玉、千葉、山梨、豊田、西尾、三重、岐阜、大阪、神戸、大分、宮崎
事業展開 都市計画、区画整理、補償調査、航空写真測量、地上測量、深浅測量、土木設計、造園設計、上下水道設計、建築設計、設計管理、地理情報システム、地質調査、環境アセスメント、他
連絡先 053-462-8800(総務部採用担当・田中)