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建設コンサルタントなび「やりがい事典」
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目次
Challenging Job!

道路設計

道路設計とはどのような仕事か

道路工事の概要と道路設計という業務

道路を新たに建設する場合、ルート選定に始まり建設及び運用に伴う環境への影響などを調査・評価して道路工事計画をさせます。ただし、用地買収がスムーズに進まず、計画当初から10年単位で時間が経過してしまうケースもあるほど。施工完了して道路が利用できるまでには、長い時間がかかることもある業務といえるでしょう。

道路設計にあたって建設コンサルタントが留意する点は、施工性や維持管理・経済性、景観など。設計業務としては、道路関連でも道路概略・予備・詳細設計、平面交差点設計、歩道詳細設計などに分類されます。

道路工事計画の業務フローと道路設計の要点

道路工事計画のプロセスは、一般的に以下で紹介する12の工程となります。9番目の詳細設計までのプロセスは、主に建設コンサルタントが対応する業務です。設計項目では作成物についても紹介します。

  1. 道路交通情勢調査
  2. 幹線道路網計画調査
  3. 概略設計:ルート平面図や縦横断面図などの作成
  4. 県や市町村との調整
  5. 環境アセスメント
  6. 都市計画作成
  7. 予備設計:平面図や縦横断面図、構造物の一般図などの作成
  8. 地域での計画説明
  9. 詳細設計:工事用の平面図や縦横断面図、構造物の一般図などの作成
  10. 関係機関との施工協議及び地域での工事説明
  11. 施工
  12. 共用スタート

建設コンサルタントの登録部門とは

道路には4つの種類があり、道路管理者や整備費用を負担する主体は5つに区分されています。建設コンサルタントはそれぞれの登録部門を把握しておく必要があるので、種類:道路管理者:整備費用を負担する主体を以下にまとめておきます。

取材協力企業・フジヤマが行っている道路設計とは

建設総合コンサルタントのフジヤマは以下に紹介する道路設計関連事業に対応しています。

道路設計

道路設計
引用元:フジヤマ公式サイト(磐田掛川線)
https://www.con-fujiyama.com/business/consultant/social-infrastructure/business_item002/

フジヤマは三次元測量データを使った道路設計に対応しています。

UAV、MMSなどによる測量データから3Dシミュレーション・3Dモデルを作成して、設計プランに採用しています。ICT技術の導入に積極的な建設コンサルタントという点も、フジヤマの特徴といえるでしょう。

交通計画・道路網計画

フジヤマではコンサルタント事業の各種計画策定という区分で、交通計画や道路網計画の策定を請け負っています。

すぐに具体的な道路設計につながるというよりは、道路ネットワークの再構築を課題として、経年による土地利用の状況変化や交通状況の将来予測などを踏まえた上で、計画を立案する業務です。

路面性状調査

路面性状計測車を使った測定により、1日に数百kmにも及ぶ調査が可能。路面性状計測車自体は走行しながらの稼働となるため、交通規制をせずに調査できるため、調査対象エリアの通行に影響を及ぼすこともありません。

フジヤマでは、調査した結果と各種資料などに基づいて舗装長寿命化計画を策定。コストパフォーマンスの高さや業務効率性に優れる路面舗装の維持管理を提案します。

道路付属物点検

道路付属物点検
引用元:フジヤマ公式サイト(道路付属物点検)
https://www.con-fujiyama.com/business/consultant/social-infrastructure/business_item003/

標識や照明などは小規模道路附属物に分類され、フジヤマでは高所作業車を使った近接目視点検などによって劣化状況をチェックしています。

同時に、簡易型超音波調査装置などを駆使して、支柱の地中に埋まっている部分を状況把握。部品の落下や支柱の倒壊といった重大トラブルを防ぐべく、点検業務に取り組んでいます。

路面下空洞調査

路面下空洞調査
引用元:フジヤマ公式サイト(路面下空洞調査)
https://www.con-fujiyama.com/business/consultant/social-infrastructure/business_item003/

車両型レーダー探査やハンディ型レーダー探査などを使って、目視が難しい路面下空洞のチェック作業を行っています。

空洞の危険個所が検出された場合、道路陥没対策など予防を目的とした工事を検討。調査結果や各種資料などをとりまとめて路面化空洞対策ガイドラインを策定するのもフジヤマの業務のひとつです。

トンネル点検

トンネル点検
引用元:フジヤマ公式サイト(トンネル点検)
https://www.con-fujiyama.com/business/consultant/social-infrastructure/business_item003/

フジヤマではトンネル点検車や高所作業車を使ったトンネル点検に対応しています。

内部の近接目視点検と合わせて、背面空洞調査では地中レーダーを、背面空洞調査ではファイバースコープを使うことで、目視できない箇所の点検も行っています。

斜面点検/道路防災点検

斜面を利用している道路の点検では、フジヤマは区間選定からの対応も可能。航空写真や地形図など資料による判読、現地での安定度調査などを踏まえてカルテを作成して、対応が必要な箇所をどうするか提案までサポートしています。

道路特定土工構造物調査

道路特定土工構造物調査は5年に1回のペースが基本。調査の目的は、対象となる道路土工構造物が健全な状態であるかどうかを調べることで、長大切土や高盛土等ののり面の変化などを近接目視点検します。

フジヤマ 現場の技術者から

現場の技術者から

道路設計といっても、高規格の道路から生活道路まで、幅広く行います。また、新規道路から道路の拡幅、交差点改良、歩行者が安全に通行できるようにする歩道設計など、多岐にわたります。そのため、技術者は、道路管理者がどのような道路をつくりたいかを十分理解し、道路利用状況や周辺の環境、土地利用状況、道路の規格など、様々な条件を加味して設計を行います。

ここで、住民をはじめとした利用者にとって良い道路となるかは、技術者の腕によって変わることもあります。道路を安全・安心して利用できるよう調査・設計をすることは、技術者冥利につきます。

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全国に拠点を拡大し続けている
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静岡県浜松市に本社を置く株式会社フジヤマは、コンサルタント分野をはじめ、国土基盤(測量・調査)、空間情報(地理情報)といった3つの部門で構成されている建設総合コンサルタントです。国や自治体における建設コンサルタントの幅広い事業領域をワンストップで提供。地元はもとより、全国に拠点を拡大、成長し続けている企業です。

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