技術士資格を輝かせる!
建設コンサルタントなび「やりがい事典」
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Challenging Job!

技術士資格は「役に立たない」って本当?

技術士は、科学技術に関する国家資格のなかでも、専門性や実務経験が重視される難関資格です。それにもかかわらず、「あまり意味がない」「実務に活かしにくい」と言われることがあります。

たしかに、技術士には独占業務がなく、知名度もそれほど高くはありません。こうした背景から、「役に立たない資格」と見られてしまう場面もあるようです。

この記事では、技術士の資格が役に立たないと言われてしまう理由と、持っていることで得られるメリットを紹介します。

なぜ「技術士は役に立たない」と言われてしまうのか

知名度があまり高くない

技術士は、技術系の資格としては最上位に位置づけられる国家資格ですが、一般的な知名度はそれほど高くありません。たとえば「建築士」や「電気工事士」のように仕事のイメージと直結している資格に比べて、技術士は具体的な仕事内容や立ち位置が伝わりにくく、「何ができる資格なのか」が理解されにくい傾向があります。

そのため、たとえ社内や業界内では価値ある資格として扱われていたとしても、外部の取引先や一般の人からは「聞いたことがない資格」として扱われてしまうことも少なくありません。こうした状況が、「周囲から正しく評価されにくい」と感じさせる原因になっているようです。

資格がなくても仕事ができる

技術士は「名称独占資格」であり、「業務独占資格」ではありません。つまり、資格を持っていなければできない仕事(=独占業務)が存在しません。実際、知識や経験があれば、資格がなくても業務をこなすことはできますし、まわりから評価されている技術者もたくさんいます。

「あってもなくても業務に支障はない」「わざわざ資格を取る必要はあるのか」と考える人も多く、「技術士資格はなくても大丈夫」「役に立たないかもしれない」と言われる理由につながっています。

義務や責任が重い

技術士になると、公益の確保や秘密保持など、法的に定められた義務・責務が生じます。不適切な行為があれば、資格の剥奪といった厳しい処分を受ける可能性もあります。

単に「知識を証明する資格」ではなく、「社会的責任を背負う資格」としての一面があるため、「そこまでして取る必要があるのか」と感じる人もいるようです。

試験内容が仕事と結びつかないこともある

技術士試験、とくに二次試験では、実務経験をふまえた論述試験や口頭試問が行われます。出題内容は広範囲にわたり、専門分野だけでなく関連法令、環境、安全、倫理など、幅広い知識が求められます。

その一方で、「現在の職務内容と試験範囲が一致しない」と感じる人も多く、勉強した内容が日々の業務に直結しない場合もあります。たとえば特定の設計業務に特化している方にとっては、総合的な知識の学習が“遠回り”に思えることもあるでしょう。

このようなズレが、「仕事に役立たないのでは?」という印象につながる原因のひとつと考えられます。

難易度が高く、合格までが大変

技術士の試験は、一次試験・二次試験のどちらも難易度が高く、、合格までに何年もかかることも珍しくありません

とくに二次試験では、技術的な知識だけでなく、論文の構成力や考えを伝える力も問われるため、勉強だけでなく実務経験の中で培った判断力や表現力も必要になります。

「働きながらこのレベルの試験勉強を続けるのは大変」「もっと手軽に取れる資格のほうがいい」と思う人がいても不思議ではないでしょう。

じつはたくさんある、技術士のメリット

「技術士は役に立たない」と言われることがある一方で、実際には資格を通じて得られるメリットはたくさんあります。

信頼を得やすくなる

技術士は、国が認める国家資格であり、専門性だけでなく実務経験も重視される点が特徴です。

一次・二次試験を経て認定されたという事実は、それだけで「一定以上の技術力と責任感を持っている人」としての信頼につながります。

とくに建設業界や技術系企業では、社内外を問わず評価されやすく、周囲からの見られ方が変わったと実感する人も少なくありません。

昇進や昇給、資格手当につながることも

企業によっては、技術士資格を持っていることで資格手当が支給されたり、昇進の条件に組み込まれていたりするケースがあります。建設部門の技術士であれば、監理技術者や主任技術者など、現場を預かる立場を任されてもらえることも。

このように、毎月の給与に反映されたり、昇格や役職登用の際に有利になったりと、キャリア面でのメリットが期待できる場面も多くあります。「会社の中でどう評価されるか」に関心がある方にとって、目に見えるプラスになりやすい資格と言えるでしょう。

公共事業や入札の場面で強みになる

とくに建設業界では、公共工事の入札において技術士の有資格者が在籍していることが、評価項目のひとつになることがあります。また、案件によっては技術士の配置が入札参加の条件になることもあります。

個人だけでなく、企業にとっても価値のある資格として扱われる場面が多く、「会社として技術士を求めている」というケースも少なくありません。

人脈や学びの機会が広がる

技術士になると、日本技術士会などの団体に所属できるようになります。そこでは同じ部門の技術者だけでなく、他分野の技術士とのつながりも生まれ、情報交換やセミナー、研究会などに参加することも可能です。

ふだんの業務では出会わないような人たちとの交流を通じて、刺激を受けたり、新たな知見を得たりするきっかけにもなります。

転職や独立にも活かせる

技術士資格は、まだまだ保有者が少ない資格です。たとえば建設部門では登録者数が限られているため、転職市場では希少性のある存在として扱われやすく、資格を持っていることがアピールポイントになることもあります。

また、技術士として独立し、コンサルタントとして活動している方もいます。依頼主からすれば「技術士の資格がある=信頼できる技術者」として判断しやすく、仕事の獲得にもつながる可能性があります。

資格の価値は「どう活かすか」で決まる

技術士は、持っているだけで一気に状況が変わるような資格ではないかもしれません。たしかに、日常の業務では「なくても困らない」と感じる場面もあるでしょう。

その一方で、技術士という資格には、信頼につながる強さや、キャリアの可能性を広げる力があります。実際に活かしている人がいるからこそ、建設業界をはじめとしたさまざまな現場で、今も求められ続けているのです。

資格の価値は、「役に立つかどうか」だけでは決まりません。自分の目標や働き方に合っているか、どう活かしていきたいか。それを考えることが、いちばん大切です。

全国に拠点を拡大し続けている
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静岡県浜松市に本社を置く株式会社フジヤマは、コンサルタント分野をはじめ、国土基盤(測量・調査)、空間情報(地理情報)といった3つの部門で構成されている建設総合コンサルタントです。国や自治体における建設コンサルタントの幅広い事業領域をワンストップで提供。地元はもとより、全国に拠点を拡大、成長し続けている企業です。

中途採用情報
  • 応募資格…技術士資格を保有し、実務経験のある方。
  • 歓迎分野…総合技術監理部門
    建設部門:鋼構造及びコンクリート/道路/河川、砂防及び海岸・海洋/都市及び地方計画/建設環境/港湾及び空港、上下水道部門:下水道、農業部門:農業土木/その他、森林部門:森林土木、応用理学部門:地質、環境部門:環境保全計画/自然環境保全など。
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