技術士資格を輝かせる!
建設コンサルタントなび「やりがい事典」
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Challenging Job!

技術士(建設部門)の独立

長年の経験や専門性を活かして、独立し、自分の力で仕事をしてみたいと考える技術士の方は少なくありません。一方で、いざ独立を意識し始めると、「仕事は取れるのだろうか」「安定した収入を得られるのか」といった不安も出てくるものです。

この記事では、技術士(建設部門)は本当に独立できるのか、そのメリットやリスク、そして独立に向けて準備しておきたいスキルについて紹介します。

技術士(建設部門)は独立できる?

技術士資格を持っていれば、建設コンサルタント業務や設計業務などで独立することは十分に可能です。個人事務所を立ち上げて官公庁や自治体の案件を受注したり、企業と業務委託契約を結んで働いたりと、実際に独立して活躍している技術士も少なくありません。

ただし、資格を取っただけで仕事が集まるわけではありません。公共案件の入札では実績や信用が重視されるため、経験の浅い個人がいきなり受注するのは難しいのが現実です。

また、案件の獲得は営業活動が中心になります。「技術はあるけれど営業が苦手で仕事が続かない」「安定した収入を得るのが難しい」と感じて、再び組織に戻る人も少なくありません。

とはいえ、独立して活躍している人が多くいるのも事実です。長年、官公庁や建設コンサルタント会社などで実績を積み、人脈を築いてきた技術士であれば、個人として信頼を得やすく、安定した受注につなげることも可能です。

つまり、独立は「できるか・できないか」で言えば“できる”。
けれど、すぐに安定できるほど簡単ではなく、成功するには「資格+経験+人脈」の3つが欠かせない
ということです。

独立するメリット

独立の魅力は、なんといっても“自分の裁量で仕事を進められる自由さ”にあります。組織の方針や上司の意向に左右されることなく、得意な分野や興味のある分野に力を注げるのは、独立ならではの大きな魅力です。

また、実績を重ねて信頼を得ることができれば、仕事の単価を自分で決められるようになります。努力や成果がそのまま収入に反映されるため、やりがいを感じやすい働き方といえるでしょう。

さらに、専門分野に特化したり、個人として独自の強みを打ち出したりすることで、企業では実現しにくかった働き方や、より柔軟なキャリア設計が可能になります。たとえば、官公庁の案件を中心に手がける人もいれば、民間企業の技術支援に特化する人、研究や講演活動に軸足を置く人もいます。

このように、独立には「自分のペースで働ける」「成果が収入につながる」「専門性を活かして自由に挑戦できる」といった魅力があります。

ただし、この自由さは裏を返せば“すべての責任を自分で負う”ということ。次の章では、独立の難しさやリスクについても見ていきましょう。

独立の難しさとリスク

独立には自由がありますが、その分、すべてを自分で背負う責任も伴います。特に技術士として独立する場合は、「技術だけでは成り立たない」という点を理解しておくことが大切です。

まず大きな課題となるのが、仕事の安定確保です。企業に所属していれば、営業や見積もり、契約、経理といった業務は社内の他部署が担ってくれますが、独立すると、これらをすべて自分でこなさなければなりません。技術力が高くても営業がうまくいかず、仕事を途切れさせてしまう人も少なくありません。

また、収入面の不安定さも避けられません。仕事量に波があり、忙しい時期と閑散期の差が大きくなるため、生活や資金繰りを計画的に管理する力が求められます。ときには請求書の支払いが遅れたり、見積もりが合わずに赤字になることもあるでしょう。

さらに、独立すると相談できる相手が少なくなるのもデメリットです。企業にいれば上司や同僚に意見を求めることができますが、個人で活動していると、判断も責任もすべて自分一人で負うことになります。その孤独感に戸惑う人も多く、精神的な負担を感じることもあります。

このように、独立は「技術があれば成り立つ」ものではなく、営業力や経営感覚、自己管理力といった“経営者としてのスキル”が欠かせません。次の章では、独立に向けて準備しておきたいポイントを見ていきましょう。

独立に必要な準備とスキル

独立を考えるなら、資格や技術だけでなく、“事業を続ける力”を身につけることが大切です。たとえ実務経験が豊富でも、営業や経営の知識がないまま始めてしまうと、思うように仕事が軌道に乗らないこともあります。

人脈づくりは独立の土台になる

独立後の仕事は、知人やこれまでの取引先からの紹介によって広がるケースがほとんどです。

企業に所属している間に、官公庁やコンサルタント会社、ゼネコンなど、関係者とのつながりを築いておくことが、将来の大きな財産になります。

経営感覚を身につける

見積もりの作成や契約の知識、税務や経費管理など、これまで会社が担っていた部分を自分で行う必要があります。

なかでも価格設定は重要で、相場や原価、利益を見極めながら提案できる力が求められます。経営の基本を理解しておくことで、無理のない事業運営が可能になります。

営業力・提案力を磨く

どれほど技術的に優れていても、「この人に頼みたい」と思ってもらえなければ仕事は生まれません。相手の課題を的確に聞き取り、わかりやすく解決策を示す力は、独立後の安定につながる大切なスキルです。

プレゼンや資料作成の経験も、企業にいるうちに積極的に磨いておくと役立ちます。

専門性を発信して信頼を得る

論文発表や講演、資格の複数取得など、客観的に信頼を示せる実績を積み上げておくと、独立後の営業活動がぐっとスムーズになります。

特定分野での専門性を外に向けて発信することで、「この分野ならあの人に」と思い出してもらえる存在になれるでしょう。

全国に拠点を拡大し続けている
建設総合コンサルタント

静岡県浜松市に本社を置く株式会社フジヤマは、コンサルタント分野をはじめ、国土基盤(測量・調査)、空間情報(地理情報)といった3つの部門で構成されている建設総合コンサルタントです。国や自治体における建設コンサルタントの幅広い事業領域をワンストップで提供。地元はもとより、全国に拠点を拡大、成長し続けている企業です。

中途採用情報
  • 応募資格…技術士資格を保有し、実務経験のある方。
  • 歓迎分野…総合技術監理部門
    建設部門:鋼構造及びコンクリート/道路/河川、砂防及び海岸・海洋/都市及び地方計画/建設環境/港湾及び空港、上下水道部門:下水道、農業部門:農業土木/その他、森林部門:森林土木、応用理学部門:地質、環境部門:環境保全計画/自然環境保全など。
    ※経験・資格により優遇。
  • 勤務地…静岡県浜松市・静岡市、東京都、名古屋市ほか。
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