技術士資格を輝かせる!
建設コンサルタントなび「やりがい事典」
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Challenging Job!

技術士試験の併願

技術士試験では2部門の併願受験が可能

技術士を目指す場合、技術士の一次試験へ合格した後に二次試験の受験へと進みますが、その際に総合技術監理部門と、総合技術監理部門を除いた技術部門の2部門を同時に受験することが可能であり、このような同時受験を「併願(併願受験)」と呼びます。

具体的には、「総合技術監理部門-建設(土質及び基礎)」と「建設部門-土質及び基礎」を同時に受験するといったケースが併願に該当しており、ポイントとしてそれぞれの選択科目が対応していることが前提となります。

併願に対応している部門

併願に対応している部門は、上述した通り「総合技術監理部門」と、それに対応した技術部門です。

なお、すでに合格済みの技術部門や選択部門がある場合、それに対応する総合技術監理部門を受験する方は、そもそも選択科目が免除になります。そのため、例えば「建設部門-建設環境」に合格している人は、「総合技術監理部門-建設(建設環境)」と「環境部門-環境測定」を同時に受験することも可能です。

しかし、上記の場合は受験する技術部門と総合技術監理部門がそれぞれ対応していないため、同時受験であるものの「併願扱い」にはなりません。

併願で受験する場合の注意点

併願で受験する場合、まず総合技術監理部門に対する受験資格を得るために第一次試験に合格することが必要です。なお、指定された教育課程を修了している場合、第一次試験の免除を受けられることもあります。

また、第一次試験に合格した後、7年を超える実務経験を有している方が第二次試験の受験資格を得ることが可能です。

第二次試験では筆記試験だけでなく口頭試験も行われ、特に併願受験の場合は技術部門と総合技術監理部門のそれぞれにおいて試験を受けるため、両方の部門科目に関して十分な勉強を行っておくことが不可欠です。

併願に向いている方

併願受験はただでさえ難易度の高い技術士の試験において、さらに受験科目が増えるために、同時に勉強しなければならない範囲が広がります。そのため、すでに技術者として十分な経験や専門的な知識を備えており、慌てて受験勉強を始めずとも落ち着いて受験対策に取り組める人が併願に向いていると言えるでしょう。

併願受験者の事例

併願成功例:経営工学部門サービスマネジメントと総合技術管理部門を併願で合格

兵庫県技術士会に所属しているYさんは、技術士の二次試験において経営工学部門のサービスマネジメントと総合技術監理部門を併願で受験し、見事合格されたそうです。

そもそもYさんは高専や大学、大学院などで電気・電子・情報分野について学び、その後は鉄鋼会社へ愁傷して様々な事業に携わってきました。しかし技術士の資格の存在は知っていたものの自分で取得しようと考えることもなく、数十年の歳月を過ごしたそうです。

ところが兵庫県技術士会に所属する技術士と出会ったことを機に技術士の取得を志し、平成27年10月に一次試験へ合格、そして翌年の7月には二次試験(筆記試験)を経営工学部門サービスマネジメントと総合技術監理部門の併願で受験しました。

併願であるため試験は2日連続となりプレッシャーも大きかったそうですが、あらかじめ技術士の受験セミナーで講師に厳しくも的確な指導を受けられた甲斐もあり、また過去問も積極的に活用することで受験対策を行えたこともあって無事に合格が叶いました。

※参照元:NPO法人兵庫県技術士会「技術士受験体験記 」【PDF】 (https://www.hpea-npo.com/i-pdf/i-3041-4.pdf

併願失敗例:初めての技術士試験で総合監理技術士との併願受験に挑戦

東京都に在住の50代会社員であるGさんは、初めて技術士の2次試験へ挑戦するに当たって、総合監理技術士との併願受験を決意されたそうです。なお、残念ながら初回の受験ではどちらの不合格となりましたが、その後に改めて受験して見事に技術士試験へ合格されています。

そもそもGさんは当初、技術士2次試験のみを受験し、合格後に総合監理技術士へチャレンジする予定だったそうです。しかし急な状況変化によって時間的な都合などを考慮し、改めて併願受験をすることを決意されました。

受験勉強はまず総合監理技術士のための対策として参考書を読み込み、さらに過去問へ挑戦しました。しかし理解度が不足しており、一筋縄ではいかなかったそうです。また、続けて技術士二次試験の勉強に取りかかりましたが、覚えるべき内容が多く、こちらも苦労したということでした。加えて口述試験対策にも取り組まなければならず、全体的に時間が限られている中でどのように受験勉強を効率化していくかが課題になっていたようです。

※参照元:Ameba「技術士・50代サラリーマン の「スピリチュアル・スポット巡り」と 挑戦日記」 (https://ameblo.jp/nkumakuma/entry-12232950558.html

併願受験によって資格取得までの期間を短縮できる

併願受験を成功させれば、技術部門と総合技術監理部門の両方の資格を同時に取得できるため、資格取得にかかる期間を大幅に短縮させることが可能です。ただし、どちらの勉強も中途半端になってしまうと、結果としてどちらの試験も不合格になる恐れがあります。

そのため併願受験の成功を目指すのであれば、必ず両部門の受験対策をどのように進めていくのか、しっかりと計画を練った上で限られた時間を有効活用しなければなりません。

資格を活かせる会社を選ぶなら

技術士の資格を取得したとして、その資格やスキルを十分に活かすためには就職先を的確に選ぶことが大切です。当サイトでは技術士(建設部門)を活かせる仕事や職種についてまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

全国に拠点を拡大し続けている
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静岡県浜松市に本社を置く株式会社フジヤマは、コンサルタント分野をはじめ、国土基盤(測量・調査)、空間情報(地理情報)といった3つの部門で構成されている建設総合コンサルタントです。国や自治体における建設コンサルタントの幅広い事業領域をワンストップで提供。地元はもとより、全国に拠点を拡大、成長し続けている企業です。

中途採用情報
  • 応募資格…技術士資格を保有し、実務経験のある方。
  • 歓迎分野…総合技術監理部門
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